大戸屋

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相鉄ジョイナス

こうみえて、はじめて大戸屋に入りました。
大戸屋っていがいと美味しいもんですねw

さらば、電子書籍

以前からぶつぶついろいろ書いてきた電子出版にまつわることが、あまり書かなくなった4月以降ぐんぐん状況が変わって面白いやら悲しいやら。動きが多くて面倒くさいのと、やっぱりがっかりな状況に突き進んでるんで書く気を失っていたんですが、やっぱり少し書いておこうと思います。

この状況の発端はやっぱりiPad。日本でもついに電子出版の芽が花になったという瞬間だったことは認めます。
ただやっぱり日本の出版業界のありようは、混沌としすぎていてどんよりと濁った沼のよう。

日本電子書籍出版協会などができたと思ったら、あっという間にそれに与しない出版社やベンチャーによる独自の方向からの出版が雨後のたけのこのごとく乱立。いずれそれも大手に刈り取られてしまうんだろうなぁ。特に、手持ちの本や雑誌を送りつけると裁断して電子書籍化してデータで返してくれる、裁断した本は廃棄してくれる、というベンチャーによるサービスなど、思わずゾッとしたもの。意外と評判でかなり注文が殺到しているというから驚く。個人でも自ら裁断してスキャナで取り込んでPDF化などという人も増えているらしい。私は個人的には電子出版、電子書籍が多くなればいいとは思っていますが、元は本が好きでこのムーブメントでも紙の本がなくなるなんてこれっぽっちも思っていないわけで、しかも今の手持ちの本を裁断してまで電子書籍化するなんてありえないと思っています。本を切り刻んで、しかも廃棄することを前提にするなんて。

瀬名秀明や京極夏彦といったビッグネームが個人の名で電子書籍を引っ張っていくのはいいことだと思う反面、結局既存の出版社との絡み、しがらみで輝きを失っていくだろうという予測を思うとなんとなくすっきりした気持ちにはなれません。電子書籍の推進に必要なのは、ユーザーがほしい書籍をゼロタイムで手に入れられることだと思っています。ビッグネームの書籍がいち早く電子化、または電子書籍が先行する形で販売されることは、そういう意味でいいことだと思いますが、それらビッグネームの過去の作品、あるいはいわゆる「名作」以外の中期的過去作品の膨大な作品群が忘れ去られるのはどうかと。あるいはこれから電子出版される過程で、これは紙だけ、これは電子出版だけと分類されていくなら、やはりどちらの立ち位置にあっても得にはならないと思います。

そして先月末に入ってきたニュースで大笑いさせてもらったのは、SONYがKDDIなどと電子書籍を出す新会社を設立し、年内にサービスを開始したいとしたもの。驚くべきことです。電子書籍端末では、kindleよりもiPadよりも何年も前からやっているはずのSONYが、iPadで電子書籍の花が咲いたと沸いている日本において1ヶ月も経ってから、年内にもサービス開始したいというほどごゆっくりとした仕事を発表するなんて。まさか2年もしたら撤退することを前提にやってるんじゃないかと下司の勘ぐりをしているところです。日本の電子出版をここまで遅らせたのは、SONYだと思っている。LIBRIeの失敗はわかる、だがその失敗から何も学んでいないみたいにみえるし、LIBRIeが失敗したんでも日本の電子出版という土壌に種をまいたのはSONYなのだから、てきぱきと育てる義務があったはず。猛省のうえで、次の事業を考えてほしい。

そんなわけで、これから混沌とした時代になっていくんだなぁと思うと気が重い。いや実際は、端末的にはiPadの一人勝ちになるだけ、フォーマットは大手の刈り取りの結果になるんだろうと思う。正直言うと、もうどうでもいい、という気持ちになってる。上の状況にはやっぱり読者、消費者の立場はほとんど盛り込まれていないし、誰かがフォローしてくれそうにも思えないから。

 あいつらは好き勝手に世界をめちゃくちゃに変えていくんだ。

あとはまあ、またいずれ。

角平

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平沼橋

最近、マイとんかつブームの派生系でカツ丼をよく食べているのだけど、横浜は文化圏の違いなのか今ひとつコレ!といえそうなカツ丼が見つけれなかった。
でも探せばあるもんですね。角平のカツ丼は、厚み2cm近くありそうな極厚のカツを、ややぱりっとした食感の残る玉ねぎと一緒に、多めの出汁と卵でとじてあります。
決してカツというのは厚さが重要とは思っていないワタシ。特にカツ丼のカツは、出汁を吸うしその他の具材もあるし、それほどの厚みは必要ないと。でもこれはなんとなく納得の厚さ。カツの皮もぼろぼろ取れるくらい薄いわけで、美しい食べ方とはいかないけれど。ある意味男性的って感じがした。

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そしてこっちが、この店発祥らしい「つけ天そば」。
冷たいそばに暖かいつけ汁、そこに衣で飾った海老天が一本入ってます。つけ汁が暖かいのがポイントね。ラーメン屋さんのつけ麺と同じスタイル。
冷たいばかりではない食感、暖かいばかりではない食感は、たしかに面白い。これもある意味男性的。