ゲンカツ

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横浜モアーズ6階

ネギ塩のゲンカツ膳・・・だったかな。

営業時間が始まっても開店状態になってない、というか奥ではフロア担当者がだべってて客が入ってくるかどうか見てないし、仕込みをやってたと思しき厨房員が出てきても入り口に立っている客に一瞥するでもなく「仕事は終わった」とばかりに去っていった。
すでにその時点で踵を返して別の店に入ればよかったのだけど。
んで、メニューを渡されて一通り見渡し、では注文を、というタイミングでフロアには誰も居ない。ほかに客も居ないし、どこにいったのかというと、今度は厨房でだべっている。
注文をして、ずいぶんと待たされる。低温で長く揚げるというのは知っていたので時間がかかったことには不満はない。手元に寄せて中を見ればそれがとんかつソースの瓶と、ポン酢の瓶と、キャベツ用のドレッシングボトルは区別が付く。だが、僕の次に座った客には丁寧にその旨説明するのに、僕にはなかったのはなぜだろうか。
最近、こういうことが多いと感じている。店員の教育はマニュアル化されて久しいし、今の若者がそういうことに慣れているという思いもあるのだが、その反面、マニュアル通りのこともできない店員が多い気がする。まあそもそも、マニュアルで一通り教えられた動作に、客扱いの何たるかを理解することなど不可能だと判っているのだけども。

で、出てきたネギ塩のカツは大変にやわらかい。食べやすい。だけど正直「それだけ」だなと思った。一枚肉ではないので、やわらかいのは当然だし、肉汁がかなり落ちてるので旨みには欠ける。ネギや梅などのフィリングがあるが、それもそれほどインパクトのある驚きには当たらない。
そして肉の量はちょっと僕には不満で、メニュー的にもこれを増やすには単品で頼んで肉を倍量にするか、あるいは何か別の揚げ物を頼むかということになるのだが、それはちょっと厳しかろうと思う。カツの構造上大きさは多少自由にできるはずなのだが、フランチャイズの宿命なんだろう。
白いご飯はまあまあのうまさで、このご飯でとある近所のカツが食べれたらいいなと思ってしまった。
カツ屋で白ご飯を食べながら別のカツ屋のカツを思う。ポエムだね。

ビールも16オンスグラスっぽいので600円もするので、たぶん誰かに請われてというのでない限り、また行くとは思えないな。カツはやっぱり肉厚の豚ロース1枚肉が一番です。

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