ウォンテッド

映画「ウォンテッド」を見てまいりました。
ほんとは先行で先週見ようかなーと予定してたんだけど、近所の映画館の先行上映の時間が生活に合わなかったので今週に。でも今週も11時30分開始14時頃終了ってスケジュールじゃ、昼飯を食う時間に困るじゃないかという感じで、まあしょうがないですけど。

パニック障害もちで会社で女ボスに責め立てられて惨めな生活をしているウェズリーが、生後7日で自分のもとから去っていった父が死んだことがきっかけで、暗殺集団に入る・・・という話。


正直な感想をまず一言で言ってしまうと、設定が悪くないのにストーリーが悪すぎる、と。

まず、1000年続く暗殺集団はとある機織り職人の集団から始まり、暗殺対象を紡績機が紡ぐ布に起こるエラーで示される、という設定はややオカルティックで好みだなと。
その割りに、ストーリーの初期、ウェスリーが現実の生活で惨めさをかこっているところから、美貌の暗殺者に誘われて本当の自分を取り戻し、怒鳴るばかりの会社のボスに一言ぶちかまして、彼女を寝取ってる相棒ぶってる同僚に一発かまして、アンダーグラウンドに駆け下りていく、みたいなところは、なんつーかマトリックスでもみた中学生の妄想みたいw
ウェスリーが暗殺者として成長していくのはまたいいんだけど、結局ウェスリーが復讐としてクロスを殺す>実はクロスが本当の父親>フォックスがウェスリーを見逃す>ウェスリーが復讐を開始する(紡績工場壊滅)>フラタニティ消滅(フォックスが自分も含めて暗殺者を殺害)>ウェスリーが復讐としてスローンを殺す、という流れのところは、あまりに全員が能無しで1000年の掟を誰も守ってないし、考えも浅はかに感じる。
人に父だと言われたヤツが父親か?父親の立場が自分の立場か?自分の信念がないのか?とウェスリーには感じたし、フォックスはウェスリーを見逃した=掟を守らなかったのに、ガンスミスが掟なんてクソクラエだといったら殺すのか?うーん、なんか間違ってるし、台本は単に監督が映したい映像を映すためだけにあるみたいだ。

うーん、個人的にはきつい顔したアンジェリーナ・ジョリーは格好良かったし、ダークな雰囲気も良かったんだけど、残念!

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