寝姿一考

lune.jpgゆうべ、そろそろ寝ようかいのぉ、とルネを見ると、あられもない格好。
あられもないというより、猫の寝姿としてそれはどーよという気がしなくも無い。いやまあ、安全と安心の表れね、なんて納得しつつ、カメラのシャッターを押す親馬鹿。
最近、というかここ1~2ヶ月くらいは夜も寒いので、ルネが布団の中に入ってくる。
最初のウチは僕が布団を開けてあげると、素直にするりと入ってきて「ういやつよのぉ」などと言っておったのだが、いつごろか寝相のせいで踏み潰そうとしてしまったか、妙に警戒して入ってこなくなった。
そうなると、夜半、僕が寝静まると布団の上、すなわち僕の体の上に乗って寝るので、苦しい。それならよほど中に入って腕枕のほうがなんぼかよろしい。
といういことで出来る限り入ってもらいたいのだが、やはり警戒して入ってくれない。いいよもう、と逆ギレして布団を閉じると、うっと行き詰る顔をするルネ。そうしてからもう一度布団を開けてあげるとするりと入ってくるのだ。なんだかそれが儀式めいていて面倒くさい(笑)。
僕が二度目に布団を開けるのを忘れるとか、ルネがふいっとカリカリを食べに行ったりしてしまうと、そのまま僕は寝てしまうことがある。
そうすると、1時間後くらいだろうか、ルネが無理やり僕の首元に顔を突っ込んで、暖をとりながら寝ようとするのだ。まったくもって強引な所業で、こちらの顔中にルネは顔やら尻尾やらをこすりつけてくるので激しくくすぐったいし、鼻のつべたいのがのどやら肩口やらにくっつくし、起きるなというほうが無理なのである。
んがぁ!と暴れそうになるのを抑え、布団を開けてあげると「はじめっからそうしたったらええのや」とでも言いたげに、ルネは所定の位置に収まる。はじめっからそうしてほしいのはこっちだわい。
そうやってようやく各自が所定の位置について、惰眠をむさぼるか体制に入る頃、すでに目覚まし時計はその仕事に向かってラストスパートをかけているのだ。
おかげで毎日眠かったもの。年末年始の休暇は、思う存分、寝かせてもらうよ。

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