ありがとう

本当に本当に、つくづく本当に生きていくのはつらいことなのだと思った。
だからといって僕はそれに何も対処しない。つらくあるべきとも、楽にあるべきとも思う。どちらでも構わないのだ、本当のところ。だから、楽なときはつらくあるべきと思い、つらいときは楽にあるべきと思う。人の営みとはもともとそういうものであろうと思うし、いや、きっと僕の営みとはそういうものなのだ。
突発的に自殺してしまった後輩がいて、彼が自殺に至った理由として考えられるものを聞かされたとき、僕はじゃあとっくの昔に自殺していなければならないということに衝撃を受けた。
人が耐えられる労苦、あるいは圧力には、個体差があるのだ。僕は鈍感に生まれてよかった。いや、よかったなどと言っている時点で、その鈍感さは致命的なのかもしれない。
しかしそうして生きていることで、僕はあなたに出会えたし、そうして生きていることで誰かに迷惑はかけているかもしれないけど、それなりにいいこともしてきたかもしれない。
数年前から、やたらと「死」というキーワードが身近になった。
そういう歳になったんだよ、といわれたこともあるが、つーかまだ30代半ばですよ(笑)。それも、天寿を全うするというシチュエーションより、自殺や自ら生きることを後回しにしてしまった人や、突発的な死に直面するということだ。そのたびごとに悶々と考えさせられた。普段は快楽と愉悦のことしか考えていない脳みそには、ちょっとヘビィでハードだったけど。
ともあれ、まだこれから生きていく予定なので、僕が生きていることで迷惑をかけている人には陳謝を、いいことになっている人には「こちらこそありがとう」と。あ、でも突発的なことを考えると、やっぱり遺言くらい書いといたほうがいいかな。遺言っていっても、ルネのことを頼むということばっかりだけど(笑)。
あ、ン十万もした全高18センチのぬいぐるみの熊のことも考えといたほうがいい?(笑)

1万ドルマティーニ

[ ロイター/NYのアルゴンキンホテル、メニューに1万ドルのマルティニ ]
どーよ、この1万ドルのジンとベルモットと3つのオリーブのカクテル。
飲める(食べれる)ものはそれだけよ?(笑)あと極少量の水か。
よっぽど、世界で初めて作られたジンとベルモットに、世界最高のオリーブを使って100万円って言われたほうが・・・いや、同じか(笑)。
ダイヤ入れればってことでいえば、1万ドルのギムレットでもホワイトレディでも何でもありだよなぁ(笑)。