音楽とはなにか

ふと思ったのですが、iPod各種用に販売されている、二股のステレオプラグのこと。
私的複製は個人のための用途にのみ許されるとありますね。この機器(二股ステレオプラグ)は、あらかじめ複数の人が利用することが前提となって作られています。こういう機器(つまりステレオプラグ)やその規格を作った人(ダレですか?)に課金しなくていいんでしょうか?
もっとおおっぴらに言うなら、そもそも音楽とは空気を振動させて人間の鼓膜を震わせる技術を基礎として成り立っているものであり、これは空気が存在し音楽を奏でようという人がいれば当然の状態であり、安易に阻害できるものでもないでしょう。
だが、阻害しようとしている人たちがいることに、私は以前からほのかな驚きを感じずにはいられませんでした。その音楽はワタクシ個人に販売されたのであり、他人には聞かせてはならない、と。私が大音量で購入した音楽を鳴らし、部屋の窓を開け放ったらどうでしょう。迷惑だと感じる人と、その音楽に耳を傾ける人の両方がいるでしょう。
話が狭窄的だと思うかもしれませんが、どんなことであれマクロとミクロは相似であると私は思います。そういう意味で、窓を開け放つものとインターネットに音楽が流出することに違いがあるとは思いません。
実際、「なんらかの権利者」は小さな小さな席数6席の喫茶店で流れている音楽からでさえ、権料なるものを搾取しようとしているのですから。
なぜ音楽によってお金が得られるのか、なぜ音楽を聞くことに科料されるのか、音楽とは何か、もっと根本的なところから、きちんと事態を把握するべきではないでしょうか。

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