無償の愛

ルネは僕に無償の愛を求めている。ルネの世界の中で僕が唯一毎日顔を合わせるものであり、給餌をしトイレをきれいにする使役であり、家族だからだ。いや、たぶん(笑)。
ルネは僕に対して何も償うつもりはないだろうが(いや、どちらかという償うつもりは「まったく」無いだろう)、僕はただルネが生きていることだけで報われた気になる。人間は、男性でも母性本能を持つらしいから、それが原因かもしれない。実際にはそれは、ルネから与えられている無償の愛、とも言える。

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