パスティスへの思い

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一時、2年位前かな?やたらめったらペルノーを飲んでました。
kyouheiさんの記事にもあるとおり、ピカソやゴッホなどが愛した酒「アブサン」が元になっている「パスティス系」と呼ばれるリキュール。度数も40度を超えるものがほとんどで、強烈な香りと舌に残る味わいが、飲む者を選ぶ酒です(笑)。
最近はアブサン、アブシンスなどという名前で輸入されているものがあります。たいがいフランス、イタリア、チェコあたりで、いずれにせよ、アブサンにあったといわれる常習性のある成分は取り除かれています。
このペルノー(またはリカール)をつかったカクテルで「アースクウェイク」というのがあります。ここで名前を憶えたからといって、バーにいって気軽には頼まないように。
「アースクウェイク」はウィスキー(基本的にはブレンデッドスコッチ)、ジン、パスティスリキュール(ペルノー、またはリカール)を、それぞれ三分の一ずつ、シェイカーで氷とともにシェイクして、カクテルグラスに注いでできあがり、です。
当時、これを「ナイトキャップに飲んでいる」と言ったら、あるバーテンダーは「頭おかしくなっちゃうよ」と(客にむかって!!)言い、ある店では三人いるバーテンダーと「アースクウェイクにどうオリジナリティを出すか」で論議となり、それぞれ三人に作らせ、それを完飲する破目に陥ったり(それ以前に5杯のカクテルを飲んでいた)、あるバーで、隣に座ったカップルの男の方がいかに酒が強いかを自慢し、かつ女はそれを褒め称えていたので、いたずらにバーテンダーを呼び聞えよがしに「アースクウェイク」を頼み(しかもバーテンダーも心得たもので「相変わらず強い酒を飲みますね。」などと答える)、三口で平らげて見せると、ムキになったカップルの男も「同じものを」なんていって注文し(バーテンダーも心得たもので、余計なことを言わずそそくさと作り始めた)たりして。
当然、カップルの男は一口飲んだだけで降参し、その女は匂いを嗅いだだけでひどい顔をした。
「地震=アースクウェイク」という名前だけあって、本当にきついカクテル。本当に他人に薦められるもんじゃないですね(笑)。
って、ここまで書いたら、誰か試してくれるんじゃないかと、ひそかな期待(笑)。


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