テレビを捨てよ街へ出よう

ダビング10の延期から、いまだ混乱が続くデジタル放送&映像メディア著作権保護の枠組みですが。
ブルーレイの録画機器とメディアに補償金をかけることで文科省と経産省が合意というニュース。


 文部科学省と経済産業省は16日、テレビ番組を録画するブルーレイ録画機とブルーレイディスクに、著作権料の一種である補償金を課すことで大筋合意した。ハードディスク駆動装置(HDD)への課金は現時点では見送る。17日にも発表される。


 補償金問題をめぐる著作権団体とメーカーの対立で、デジタル放送のコピー制限を緩和する「ダビング10(テン)」の解禁が延びていたが、事態が前進する可能性が出てきた。

ということで。前進・・・するのかなw

いずれにせよ、「それやっちゃったらオワリ」という感じ。
そもそも補償金とは「コピーできちゃう機器」に対して掛けられていた「補償」、つまり「おぎない、つぐない」であって、現在のコピーガードばりばりの「コピーできない機器」にそれが掛けられるのは間違ってないですか?という話ではなかったのか?
つまりわれわれはある意味、著作権に対して二重課金ともいえる支払をせねばならないのだと。
そして、それに対する1つの理由付けとして「ダビング10」があったみたいだけど、ダビング10だって別になければないでいいんじゃない?程度の仕組みなうえ、「コピー」ではないし将来にまで保証される仕組みでもなんでもない。じゃあひとつ言わせてもらうなら、ブルーレイを10枚(あるいは9枚)ダビングする仕組み、作ってくれますか?ってなはなしでもある。

北京オリンピックを前に、この問題を前進させたいメーカーと放送局側の意図も、なんだか馬鹿臭い。
オリンピックを見て保存しておきたい人がいるとしても、それを10枚ダビングする人なんてこの世にいるんだろうか。いるとしても一握りでしょう?ただ「今販売したいんだよ」という儲けだけを優先させて、視聴者の利便性を無視していいのか?

たぶん、この問題はオリンピックにまで決着がつくんだろうけど、その後、視聴者の手元に残るのはなんだろう、と考えてる。

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