夢から醒めた夢

なんてことを書いてる人がいるとおり、誘われて劇団四季「夢から醒めた夢」を観てきました。

私個人の趣味からするとストライクゾーンからは外れているのですが、お誘いいただいたわけだし、ほっといてもいつか観とけば良かったと思うこともあるかと思い、うなともども連れ立って参りました。

正直、時代の流れの中では古臭くて前時代的なステロタイプがウ～ンと思わされなくもないですけど、元が子供向けの舞台だったことも考えれば、これはこれで
スタンダードなのなだと思う。しかし、今ではすっかり子供らしい子供はほとんど観客席には居ず、その大多数を占める大人が妙に目を輝かせて開演前のパフォー
マンスを追いかけている姿は、まあそれもまた微笑ましいというか、可笑しいものがあるなと。

非常に良かったのはニヒルな「夢の配達人」だった北澤裕輔さんと明るいキャラクタがそのまんまの「ピコ」の吉沢梨絵さん。
youtubeなどの動画でみるその他の「夢の配達人」は、それぞれ演じている役者さんの滲み出る個性で「軽そうな夢の配達人」みたいな人もいる
のだけど、北澤さんの「配達人」はいかにも謎の人というオーラが出ていた。北澤さんを初めて観るなどというと、四季オタからは怒られそうだけど、確かにこ
の人は人気があるだろうなと思える。
吉沢梨絵さんはホントに歳いくつなんだよ！と思うほど、「ピコ」の年齢のイメージにぴったり。満面の笑顔で笑ったかと思うと、顔をくしゃくしゃにして泣き出す演技は、なんだか迫力さえあって、すごい。

いやはや、いいものをみせてもらいました。
ありがとう、ありがとう。