劇団四季ミュージカル「アンデルセン」

劇団四季ミュージカル「アンデルセン」を観てきました。昨日、5月4日。マチネ。


噂どおり、やや人の入りは少なめで心配したんだけど、開演直前になったらほぼ埋まっててホッと。子供、特に女の子の割合が多いなーと思うのと同じくらい、男性一人の客が多い。。。バレエ的演目だからだろうかといぶかりつつ開演。
久しぶりの演目であるということもあるのか、全体的に古い感じというか、盛り上がりに欠ける演出だったな、という感が。
でも、全編踊りっぱなしかというくらいのマダム・ドーロ役の斉藤美絵子さんのプリマっぷりがすばらしい。松島勇気さんはプリンシパルとしての美麗さだけでなく、演出家という役のあくの強さ、ドーロの夫という人間くささがよく演じられてて良かったです。

比的に素朴で純真なハンス・クリスチャン・アンデルセン役の味方隆司さんの演じ方は安心できる「いい人」っぷりが潔くて、そんなアンデルセンを支えるペー
ター役の高橋徹さんは初見だけどこちらも孤児からアンデルセンのもとで成長してきたという人生を感じさせる「いい人」っぷりが好演と呼べるほどだったと思
う。
これから地方公演に回るみたいですな。長く続いてほしい演目のひとつだと思います。
アンデルセンや童話が好きという人だけでなく、バレエ好きの人にもお勧めの一作です。

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