劇団四季ミュージカル「アンデルセン」

30日、劇団四季ミュージカル「アンデルセン」の千秋楽を観てきました。
楽日の楽、ソワレです。ツレはS席(でも下手の端)、私は付き添い気分で二階C席。
つくづく思うんだけど、二階C席は四季オタのお手軽席みたいだけど、観難い。
今度は三階とか試してみよう、と心に決める。


でも、アンデルセンは一階のかぶりつきで観るものだなぁ、と個人的には思う。
ニールスとマダム・ドーロのバレエシーンは総じて圧巻だし、特にドーロは登場シーンの8割で踊りっぱなしでものすごい。人魚姫の終わりには、汗だくだくでも息を荒げずにハンスに対する礼を述べるシーンとか、すごすぎる。
今回もニールスとドーロは松島勇気さんと斉藤美絵子さんのコンビ。松島さんは今公演は全日通しで脂乗ってるなーと。先週一週間、ドーロ役だった酒井はなさ
んを観てみたかったけど、〆の楽週はタイトルロールの斉藤さん。酒井さんの評判が、踊りはすごいけど演技はいまいち、という話もあったけど、斉藤さんはさ
すがにこなれてて全編を通して表情がすばらしい。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン役の佐野正幸さんは生真面目なハンスの雰囲気が出てて、歌がうまい!でも、味方さんのハンスの純朴で一本気でドーロとの間を妄想くらいしてそうな(w)ところとはちょっと違うなーと。
ペーター役の有賀光一さんはさすがのうまさ。呼吸感が、この人の持ち味だなーと思う。主役をこなすタイプの役者さんではないけど、その呼吸でワキをがっちり固めるから主役級の人のよさが出るんだなーと。
トータルで言うと、この演目ってどうしてこんなに人気ないんだろう?と疑問に思う。今回も二階のA席にはかなり空きがあった。まあ、「秋」の二階A席は、
コストパフォーマンス的にどうよ?というところがあるんだろうけど・・・。千秋楽なのにーと。いやたぶん、四季オタはS席とC席などに入ってて埋まって
て、一般の人が入りそうなA席が入ってないんだろうなと。
でもこれから全国公演が決まったので、一般への浸透も進むでしょう。
また来年にでももどってきて欲しい舞台です。

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