2ステップで簡単転送っ!?

[ サンワサプライ/シンクボックス、カードリーダライタ付オプティカルマウス デジカメ等のデータの転送・保存・読み書きが簡単 ]
先日、m3のことを書いたEntryの最後でぽつりと書いたように、シリコンメディアはまあいいとしても、HDD内蔵タイプのMP3プレイヤーやポータブルHDDなんかは、USB-HUBやメディアリーダ、メディアコピアの機能を持っていてもいいんじゃないかと思う。
もちろん、RAWのドライバを書くのがどーだとか言う口があるのは知っているが、もうUSBが生まれて数年、LINUXにしろMicrosoftにしろ、各プラットフォームで使えるドライバなんて星の数ほどあるだろうに。GPLだろうがフリーだろうが、いくらでもあるでしょ。
結局のところ、メーカーがユーザーに提供するものの機能の盛り込み程度を測る度合いが、いまいちよーわからん、というのが正直なところ。
個人的にはこういうのを「歯ブラシメーカー現象」と呼んでいる(笑)。
歯ブラシメーカーは、それぞれ「毛先がボール(仮名)」「ギザギザカット(仮名)」「スプリングネックで安定圧力(仮名)」などといった機能をもった歯ブラシを売っているが、少なくとも機能として相反しないもの(例えば毛先がボール(仮名)と毛先が極細(仮名)は相反する)であれば、同居していても構わないはずなのに、これをしない。
ユーザーからしてみれば、相互によく作用する機能であれば、すべてが盛り込まれた歯ブラシが一番いいのに、メーカーはそうしない。あくまで単機能(あるいは2機能程度)のものしか作らない。
これらは個人的な見解なので、話半分で聞いておいてもらいたい。だが、個人的な見解のなかでは、これらはメーカーがいかにユーザーのニーズを多面的に理解できていないか、ということに他ならないと思っている。
ノートPC全盛の時代にあって、USB接続によるポータブル機器が多く発売されていて、メーカーは小型化と高性能化には必死のようだが、複合化には意識はいっていないようだ。
リンクに出したように、サンワサプライなどはマウスにメディアリーダを内蔵させた形での複合化を図っているが、これはマウスというこれ以上の進化がないものに、目新しさを加えようという努力に思える。
ポータブルHDDで、メディアリーダを内蔵し、またワンボタンでメディアからHDDへのバックアップコピーを作る機能を有するポータブル機器を発売していたメーカーはいくつかあった。いや、有名メーカーでも販売していたぐらいだ。
しかし、それらはいずれもポータブルHDDという比較的高価な機器をベースにしているため、結局のところ高額な価格設定に陥っている。
このサンワサプライのシンクボックスADR-SYNCはこれまでのHDD部分をUSB接続による「他者」としてしまうことで、高価の原因だったHDDとその接続部分を取っ払ってしまうことに成功している。電池内蔵で、コピーするパワーを搾り出しているが、外部電源はない。
旅行や長時間外出の時のデジカメのデータを繰り返し保存したいという僕のニーズではいまんところ、HDD内蔵のメディアコピアに比べたらこれが一番現実的な選択なのかなぁ・・・。
できればこれにSD、MS、SM、CFのメディアリーダを埋め込んでくれたら言うこと無いのに。

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