クールビズ。

しんなり汗をかいては冷え、汗をかいては冷え、の繰り返しですね、COBYです。
先日、朝礼で取締役副社長が「え~、日本政府はクールビズを推進しておりまして~」などと話しはじめたので「お、ウチも軽装可になるのか?」と色めきたったのだが、結局は「私としては賛成したいという気持ちです」というシメでチョン。
副社長ともあろうものが・・・。社長に言って、導入が決定しました、っつー報告にしろよ!と心の中でつっこみまくってました。つーか、「したい気持ち」かよ、しろってば。
まあ、こういう会社です。ワンマンですから。
その後、人事部長と「プレジデントチェアー」を組み立ててるとき(何やってんの?っつーウワサもあるけど、会社が手狭でビルの一つ上の階の仲良くしている会社のフロアを半分借りることになって、そのついでに椅子や机などのオフィス家具の一部を更新しているところ。手配をしている人事部長と、暇をかこっている僕が組み立てをしているワケだ。しかも、その名称「プレジデントチェアー」はいかにも本部長以上が座っていそうな椅子だが、値段は1万円と破格値。もっと座りやすい椅子にすればいいのに、実より名をとる役員&部長クラスたちです。)、そうぼやいたら、人事部長曰く「お前はクールビズなんて生易しいものじゃなくて、カジュアルがいいんだろ?でもなー、カジュアルだと俺も含めておじさんたちは何着ていいかわかんなくなっちゃうんだよなー。」と。
某大手外資系国際的事務機器会社に出向で行ってた頃、そこは水曜と金曜がいわゆる「カジュアルデー」だった。最初のうちは特に決まりごとはなくて、本当に自由にカジュアルな服装でみな仕事をしてて、非常に楽でありがたかった。でも、しばらくすると上層から通達で「Tシャツ、ジーパンは不可」となった。
そもそもカジュアルって「普段着」という意味で、公の決まりごとに縛られないものだと思う。ドレスコードが必要な状況はあるとは思う。だが、それ以外の状況に枷をはめるのは、いかにも日本的だなぁ、と思ったのだけど、それは別にその会社に限らず、ほとんどの企業でそのようなもんだという。明確に通達がなくても、暗黙でそうなってる、とかね。
そういう意味で、「おじさんたち」は「Tシャツ、ジーパン不可」という規定を作ることで「じゃあ、ポロシャツにチノ」とか「チェックのボタンダウンシャツにチノ」とかいう感じの、カジュアルというスタイルを作り上げているんだろうな。そして、それを着て、自分が基準を満たしているという満足感を得るわけだ。
そんな基準のあるカジュアルなら必要なし、と思っている。だから、人事部長の言う言葉に適当に相槌を打つくらいにしておいたのだけど。
結局のところ、クールビズにしたって日本政府という「上層」からの「お達し」で「ネクタイをはずして」という基準を作ってもらったからこそ、受け入れられつつあるだけなんだろうなと。まあ、これにつづいて「アレはヨシ」という基準を順々に出していくと、そのうち日本中でカジュアルな服装のおじさんたちが増えるのかもな。まあそれがカジュアルといえるかわからんけど(笑)。
おじさんたちのこげ茶のボーダーのポロシャツをスーツパンツみたいなのにたくし込んで、革ベルトを締めてソフトレザーの革靴という普段着=カジュアル(笑)が、いいか悪いかみたいな話をするとまたおじさんたちがすねるので、あんまり突っ込まないことにしているけど、そういう格好をさせている家族にも責任の一端はあると思うな(笑)。
僕は別におしゃれしたいとかできるとかいうつもりはこれっぽっちもないけれど、まあせめてもう少し、楽な格好で仕事がしたいな、と。

“クールビズ。” への3件の返信

  1. 前いた職場はTシャツ&Gパンで客対応してました。
    ごめんなさい。

  2. クールビズ基準ではコットンのポロシャツはやっぱり
    駄目なんだろうね。同じ襟がついててもかぶりものではない
    前はボタンでとめます、のシャツじゃないといけないのかな?
    ある程度基準はあった方がいいような気がするのは、
    どの世の中でもとっぴな人がでてきちゃうから。
    昔の同僚の女の子は、ある夏突然お尻の線が見えそうなホットパンツで
    出社してきたから(笑)同姓の私でも目のやりばにこまったものです。
    とはいえ、私の時代にはアミタイツなんて絶対タブーだったけど
    今時って市民権得てるんでしょ?基準は変わっていくものなのね。

  3. クールの定義

    クールビズって・・・苦笑 前にもさ、省エネスーツってあったよね。 というのが第一印象です。 それにしても、官公庁では率先して取り入れているようですね。市役所の冷房設定温度は…

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