反撃

son2.jpgまあなんというか、その。
いうまでもなくグデグデ感丸出しで「恥ずかしくないのかな、このCM作った人」とかテレビの前でつぶやいちゃうこと確実なその「反撃」したい方たちのお話。
先ごろ、廉価版という位置づけ(だったはず)の700番台の新作が発表されたわけですが、これらもまたなにやらどうしたいのかさっぱりわからんものだらけ。ワンセグつけるなら廉価版じゃなくね?と。
いや、そもそもほとんど前作と同じものを発売するんなら、わざわざ出さなくていいだろうよ。そのためにどれくらい時間やら人件費やらをかけてるんだと。その分とCMの俳優の出演料だけで、1年間くらい全ユーザーに割引料金提示できるんじゃね?とかいう感じ。
やれiPhoneをひっぱってくるだ、端末価格を適正にだ、と言ってるようですけど、その前にユーザーへのサービスというものを考えていただきたいものですよ。意味もなく巨額の広告費を使ったり、意味もなく宣伝であおり文句を並べたり、意味もなく端末を開発してないで。

横長

もともと、blogにせよなんにせよ、ブラウザに表示するものだし、ブラウザが縦長に配置されていても、ディスプレイそのものは横長が基本的だから、写真もできれば横長のほうがいいなぁ、と思っていたのだけど、携帯のデジカメ機能って原則的に縦長じゃないですか。
というお話。
縦長で撮って縦長に見せるのも、ちょっと目新しくて面白くはあったんだけど、かなり構図が限定されるし、特に食事の写真をとると皆おなじ写真に見えるくらい没個性になるなぁと思ってたワケ。
デジカメで撮って、あとで編集してからアップロードするほうが何でもやれていいんだろうけど、リアルタイム性には欠けるよなぁ、なんて言ってみてはみるものの、実際にはただ面倒くさいだけ。
最近の携帯デジカメなら横長のも結構撮れるのだけど、VGA(640×480)以上からとか、携帯そのものを横向きにして撮って、あとで編集画面で方向を変えないとデータの属性としては縦長のまんまという変なものもあって、イマイチメーカーさんは僕の気持ちをわかってくれてないご様子、と思っていた。
でもしかし、が、(日本語変だ)今使っているD903iは352×288という変な横長で撮影して、それをメールに添付しようとすると、なんと320×240(QVGA)に変換しますかと聞いてくるのだ。意味わかんねーけどありがたいから、最近それで撮っているわけです。
でも、横長も難しい。イマイチ慣れない(笑)。
ってそんなオチかよ!>オレ

矛盾

コンプライアンスだとか、企業の社会的責任(いわゆるCSR)だとかが叫ばれ、営利活動が企業(またはそれに順ずるもの)の私利私欲でのみあるべきではない、という風潮が支配的となっている。
・・・なってるよねぇ?
そのわりに、音楽・映像・書籍・プロプライエタリなソフトウェアなどの著作権モノは、その枠組みの中には入っていないような気がする。
イギリスのEMIが音源(の一部を除いて)を、DRMフリーで高音質なデジタルデータファイルで提供することを決めて、各界に余震がまだ収まっていないようで。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/04/06/15331.html
こんなことを言ってる人もいると。
引用:
久保田氏は冒頭、デジタル形式で提供する楽曲からDRMを撤廃することを発表した英EMIについて、「EMIの英断は、エンドユーザーにとってはありがたいこと。しかし、権利保護の観点では、技術的保護手段で『1か0』ということではなく、もっとバランスの良い技術があるはず」と指摘。「実は、これ(バランスの良い技術)こそが今日のテーマである」と話した。
ってつまりさ、DRMフリーが「エンドユーザーにとってはありがたいこと」と認識していながら、それをよしとしないのは、何か矛盾があるような気がしてならないのだよ、僕は。ありがたいころ、いいこと、だけどそれはダメだ、といってるわけでしょ。
もやもやするんだよね、こういう人の言うことを聞いてると。

何がしたいのかわからない話

前にもずいぶん書いたけど、やっぱり昨今のデジタル放送などに絡む、またネット配信に絡むコピー制御の話は、何がしたいのかわからないんだよね。
機器メーカーにせよ、音楽・放送番組制作会社にせよ、あるは某利権団体にせよ、儲けたいだろうし、自分らが手にしている利権を手放したくはないだろうというのは理解できることとしても、今の彼らの路線はつまり、コレまで以上の利権–それはコレまでは諦めていた利権といえるかもしれない–を掻き寄せて手にしておきたい、ということに見えるのよ。
私的複製も禁じてしまえばいいということに、政府関係はなりつつある気配ならしく、このまま消費者はそれらに押し込められる形で、権利を手放すことになりそう。
ワンセグ放送を約半年前に実体験したが、見るにしても録画するにしても、わずか640×480ピクセルの粗い画面で、まして受信状況によってはがちゃがちゃとブロックノイズ、あるいは暗転もしばしばという状態のものを、受信しているPCでしか録画したファイルも再生することが出来なかった。誰かにとってはそれは当然、なのかもしれないが、ここまでする必要があるほど、美しい映像でもないし、どうしても録画して残しておきたい放送をしているわけでもなかった。だから、まあ、どうでもいいやと思ったワケ。
つい先ごろから、地上波デジタル放送を受信しつつ、DVD/HDDレコーダに録画したり、いわゆる液晶テレビでもって表示してたりするわけですけど、これもなにやら立派なことをいっているわりに、降雨や地域によって微妙に受信状態が悪いチャンネルがあったりして、見るに耐えない。これを録画したからといって、ネットに流せるかというとそんなことはなかろう。途中ぐじゃぐじゃになっちゃう映像なんて、誰も欲しがってない。録画した当人でさえ。レコーダに録画したもの(LPだかSLPだかモードで、画質なんてぜんぜん低いものでも)を、DVDとして保存するには、CPRMという規格に対応したDVD-Rに転送するしかなく、当然転送したらレコーダ側からは消去される。また、DVD-Rに記録されたものは、そのレコーダでしか再生できない。じゃあ、レコーダを買い換えるときには、どうすりゃいいんですか?たぶん諦めることになるんですよね。
デジタル放送ではほとんどがそういう状態で、デジタルラジオ放送のPC用受信機では、PCから外に受信された音声が流れないように、それこそ必死で制御している。誰のためにそんなことをしているのか個人的には理解に苦しむが、逆にそのせいでデジタルラジオ放送に乗り換えようというラジオ好きな人の気分を害していないか、ちょっと心配。ねえ、もうラジオを録音して、何度も繰り返して再生したけど、ちょっとしたきっかけで忘れちゃって、引き出しや小物入れの奥に入っちゃって、何年も過ぎてからひょっこり出てきて、懐かしいねぇなんていいながら再生してみたりするような、ちょっとだけノスタルジックな気分になることも、許されない世の中になるんですかねぇ。
あるいは、そういう制御を施すことによって、すべての知的財産が完全に保護され、著作権者が困ることがないような利益が確保され、関係者(消費者は除く)の幸福が約束され、かつ業界に利益が戻ってくる、と信じている人が本当にいるんですかねぇ。
最高の画質・音質がそのまま他にコピーできてしまうから制御したい、という最初の言い訳はどこへやら。どんな画質・音質であっても、放送したものはすべてコピーさせたくない、という話に変わっている気がする。いや、それだとしてもだ、じゃあ我々は何に対して金を払ってるんだろう?という疑問にとらわれる。そのCDだったりDVDだったりの所有権を得るために、対価を支払っている。違うか?もしかして、限られた回数見るための権利、だったのか?だとしたら、VHSビデオテープのソフトなんかを購入していた人は、ものすごく高い対価を払ってたことになるんだなぁ。今でも、DVDビデオのソフトはピンキリで、高いものは高いけど、あれは何を基準に高い安いが決まってるのか、これもまた疑問だな。
あー、つまり僕は、映像・音楽のソフトウェアの値段が、需給関係によって成立していないかもしれないことを疑問に思ってるのかな・・・。うーん。

ボイスレコーダ

いろいろ仕事の必要性もありそうなので、ボイスレコーダーを買いました。
まあ、あってもそれほどじゃまにならんし、もってて悪いこともないだろうと。
でも、買ったとたんに値段が下がるのは困るので(笑)、ついこないだ出たばかりの製品にしました。
実は、ボイスレコーダー機能って、持っている携帯にもついてるし、あるいは何か別のPDAとかにもついてますけど、それってこれほどの機能があって、また携帯しやすく、かつ打ち合わせの席に出して違和感ないっすか?って思う。
携帯の場合、単に音声を録音するだけの機能みたいなもので、マイクの機能も低いし・・・録音したあとの処理も大丈夫なの?って感じ。携帯の機能ってすごく膨らんでいるけど、使い勝手はものすごく悪いし、なんでそんな状態で放置しているのか理解できないほど。やるなら、ちゃんとやれよと怒鳴りつけたいくらいだもの(笑)。
PDAにせよスマートフォンにせよ、ついてるなら使いたいが、それを持ってないのだから、意味がない。
使いたいからスマートフォンを買ってもいいんだけど、スマートフォン自体が高いし。
まあ、そんなわけで、単独の機能のボイスレコーダーを買ったわけで。
どちらにしても、現場デビューはまたあとで。

DRMフリーは実現するのか

米国の真ん中で、音楽4大レーベルに向かって「DRMを捨てよ」と叫んだAppleのスティーブ・ジョブス
いろんな向き(有識者っぽい人から、ネット上の声高き人たちなど)は「スタンドプレイ」「お得意のパフォーマンス」などと扱き下ろされていたけれど、いや、僕も「そんなこといったって、無理無理」と思ってたさ。
と、そんな中、米音楽レーベル大手「EMI」が全曲DRMなしでの販売を検討しているというニュース
驚きとともに、でもまだ静観します。
でもひとつ。
ちょっと以前、テレビのニュース番組をみて「あ~、そうだよなぁ」と思ったことが。
DRMつきでのネットでの音楽販売の始めごろ、よくレコード会社側の言い分として「CDが売れなくなるから、また事実最近売れなくなっているから」というようなものがあったのだけど、それはその後どうなってるんだろうな、と思ってたのよ。
で、ニュース番組では、最近着うたなどを携帯ネットで勝手に提供しているものがいて、着メロ・着うたの市場に大打撃を与えている、というもの。
そこで掲示されたグラフに「あ~、そうだよなぁ」と思ったわけ。
ブツであるCDの売り上げは着実に減っているものの、この着うたなどの収益は、ものすごい勢いで伸びていて、数百億・数千億市場になってるんだかなるんだか。つまり、音楽関係者においては、CDの作製を担当している会社はたぶんつらい思いをしているんだろうけど、それ以外の、特に音楽を製作し管理し販売している人たちの潤い方は、あんまり変わってないんじゃない?いやそれより、中間マージンが減って、儲かってるんじゃないですか?という感じさえ。
着うたというのもものすごいDRMで、ダウンロードした携帯でしか聞けず、大体30秒から40秒程度の長さで、しかも1曲大体200円というものすごい価格設定。iTunesなら1曲まるごと買えるんですよ?すごいなぁ。
というようなことで、まあとりあえずって感じですよ。