で?つまり?

iTMS以外の配信サービスが、一部の楽曲をiTMSと同価格に値下げ
音楽配信各社は、これまでユーザーから1曲につき40~90円くらいは多くボっていましたよ、ということでよろしいですか?よろしいですね。
それで、著作権者の取り分はどれくらい減るんですか?減らないんですね。
つまり、iTMSがこなければ、悠々と1曲につき40~90円くらい多く取れたのに、ユーザーをだまくらかしていれたのに、という気持ちですか?そうですね、きっと。

懲役刑に処す

その後もいくつか、著作権保護技術や私的録音保証金制度に関する報道やログをみてきたけども、やっぱり釈然としない。
極論であることを承知で書くなら、現在の私的録音保証金制度はいわば
 犯罪を犯す可能性がないといえないので、日本国民は全員半年間の懲役に服すこと。そうすれば、微罪であるかぎり、これを罰しない。
といっているように聞こえてならないのだ。
我々真っ当に対価を払って著作権物を購入したものが、それをどんな方法で聞こうがいいじゃないか。iPodに入れるからそちらに幾ら、新しいシリコンオーディオを買ったからそれにも幾ら、という風に、我々はまだ著作権物をダウンロードしていないメディアに対して明らかに対価を支払うことになるのだ。
CD-Rは焼いてしまえば終りだろうけど、iPodなどのメモリは、書き換えが可能なので「著作権物を入れませんでした」という証明は事実上出来ない。つまり、もしiPodに保証金が課せられるとしても、それを取り戻すことができないのだ。
すでにこの著作権という権利の形態が現在に則していないからいけないのだ、という意見は出ている。法律や条令が優先され、則しているかどうかの議論ではなく、すでに違法な行為が行われているのだから罰せよ、という論理もわからないではないが、やはり狭量だろう。
まずは法で締め付けるという議論よりも、どう改正すれば著作権者も消費者も快適で愉快な使い方ができるか議論するべきではないか、といっているのだ。もちろん、その過程でぜひともそのいずれかのものでもない妙に声高で権利保護を訴え、政財界に通じているとおぼしき会長何某というようなご老人には退場していただければと思う。
追記:
そういえば、デジタルハードディスクビデオレコーダ(というのか?)の類でも民放がCMがカットされてしまうので困った困ったみたいなことを言われているが、似たような問題な気が。
デジタルメディアに対する既存のコンテンツ事業がもっているビジネスモデルって、もう無理がありすぎているわけですよね。コンテンツ事業というより、デジタルメディア以前の脳みそしかもっていない人々にとってみれば。
消費者も、ヌボーっと事態の推移を見てないで、声を上げるべきでしょう。でないと、既得権益を守ろうとする人々は政治的能力を駆使して押し切り、我々は無駄に高いプレイヤーを買わされ、CMのカットができない&スキップができないわけのわからん一歩後退した機能をもつビデオレコーダーを使わされるんですよ?(笑)

音楽とは何か

ITmedia ライフスタイル:速やかに「iPod課金」を――音楽関係7団体が強く要望
かまびすしいです。
私個人の考え方ですけど、音楽もいずれ「オープンソース」がその主流になっていくと思っています。コンピュータソフトウェアが、ミッションクリティカルなアプリケーションソフトウェアを除いて、多くの場面、場所においてオープンソースによるソフトウェアで満たされてきている現状は、ごく自然な出来事です。
ソフトウェアにおける「著作権」は、現実的に認めなくていいと思っています。総合的なアプリケーションとしてのいわば「実用新案」や「製造物に関する権利」としてみるべきだと思っています(実際、知材な方向でもそう見る向きは多いみたいですが)。なぜなら、部分的に見た場合、変数Aと変数Bに格納されている数値を加算して変数Cに格納する、というコードは誰が書いても変わりはなく、1000人がいたら300人ずつ同じコードを書くくらいの勢いでしょう。結局はそれの集合です。絵画や彫刻ほど多くの選択肢を持っているとは思えません。芸術とはいいきれないと思います。そういう視点からソフトウェアは著作物ではなく、加工品にごく近いものだと考えます。それゆえに、オープンソース、あるいはクリエイティブ・コモン・ライセンスといった考え方にフィットしているわけです。
転じて音楽はどうかというと、現実的な側面から見た時に、音楽は、絵画や彫刻よりも広く一般に浸透している芸術であり、かつ現在一般に聞かれている音楽は音楽という芸術の中の一部であり、その一部だけを取り出してみるに、結局のところは「五線譜に書き記せる」という条件に当てはまっています。以外にコンピュータソフトウェアの現実と非常に近いと思います。一般の人にとって、宇宙シミュレータのようなソフトウェアは雲の上のものですし、それらのソフトウェアがほとんど芸術ともいうべき能力をもっているものですから保護されてしかるべきです。しかし、実際に我々が触れることのあるソフトウェアは銀行のATMのタッチパネルに表示されるボタンやガイダンス、あるいは電車の券売機、自宅のパソコンのOS、ブラウザ、ウェブの内容、ミュージックプレイヤー等、そういったものですが、それらはコンピュータソフトウェア資産の世界的な集合からみたら、ごくごく一部です。そして、それらはまとめてみると、おおよそ十指に余る程度のコンピュータ言語によって書き記されているものです。
ありとあらゆるソフトウェアがオープンソースではないが、我々に触れる部分に近いソフトウェアがオープンソースになりつつある、という現状が、つまり音楽にしてみれば、我々がコンビニのスピーカーから、ラジオから、ネットから流され聞く音楽もまたオープンソースになりえると思います。
まあ具体的なところ(笑)、既得権益を保護しようと躍起になっているなんとか協会に搾取されるよりも、もっとたくさんの人に自由に音楽を聞いてもらいたいと願う音楽製作者がより多くなってもらいたいと思う次第です。

OS/2 is dead!

ITmedia エンタープライズ:続きはLinuxで――IBM、OS/2の打ち切りを正式通告
こうしてまたひとつ、Counter Windows OSが舞台から降りる。
OS/2 Warp(いわゆるバージョン3)が登壇したのは1994年、Windowsはいまだ3.1とNT3.5で翌年にWindows95の発売を控えている頃だ。いまだPCのOSの主力はMS-DOSで、Windowsはその上で動く「ウィンドウインターフェイスプログラム」だったころだ(ちなみにMacは漢字Talk7.1、68000に決別する頃だ)。まったくもって理解されないというのは不幸なことだ。OS/2 Warpはすでに、プリエンプティブ・マルチタスクのOSで、マルチスレッド、フル32ビットだった。しかし、それがどういうことか理解しているのは結局のところ、技術者だけだったということだ。
すでにTCP/IPをダイアルアップでIBM系のプロバイダに載せるモジュールも同梱していた。これもどう考えても早すぎた。
OS/2 Ver1.3は私が最初に一から十までアプリケーションプログラミングした初めてのOSで、すでにマルチスレッドが使えた。90年のことだ。REXXというスクリプトでウィンドウアプリケーションも作れた。
不思議なものだ。ここまでにあげた機能は、Windowsにとってはついこの5年ほどの間にようやく実現したことじゃないか。
つかぬことを言っておきますが、IBMさん、OS/2の資源を全部オープンソースにしませんか?(笑)いや、事実上放置でかまわないから。

音割れ。

気になるんで書いておこう。こういう連載も始まったところだし。
気になっていたのは、iPod miniで聴いてると、音割れすることがあるところ。
僕はAppleの標準添付のイヤフォンがまったく耳にあわないので使ってない。使っているのはSONYのEX-71。これは以前、プレイヤーにSONYのNW-E10を使っていたころから、しばらくの間、他プレイヤーでも継続して使っている。
音割れするMP3ファイルをPCで聞く分には問題はない。iPodとEX-71で聴くと割れる・・・。
音源はこれまで自宅のPCでリッピングしてきたもので、使ったツールはバラバラ。CDexだったり午後のこ~だ(つーかLame?)だったり、最近はiPodにしたのでiTunesを使ってもいるわけだけど、iTunesで取った音源でも割れているから、どーやらそのへんのせいじゃないみたいね。
自宅にオープンエアタイプのヘッドフォンaudio-technicaのATH-AD300があるんで、それで試してみよう・・・。
iPodユーザーの方はどーですか、どうしてますか。

ハッピーでいるためには。

まあまた祭りが起きて、困ったことになっているようですが。
ええ、ベ@ト電器の新宿高島屋のネットショップが、SONYの液晶テレビの価格を15万3千円としなければならないところを、1万5300円に誤表記して、6400件(4万816台)の注文が入ってしまったと。
身上をつぶしたパソコンの価格誤表記による大量受注をそのまま受け入れた○紅とは違い、ベ@ト電器は「『承諾の通知』を発しておらず」ということで契約は成立していないという立場で、オーダーをキャンセルする模様。
対応が妥当かどうかの問題は、ほかでやってもらうとして。
つーか、たぶん、ネットショップの在庫管理機能なんてついてないか、あるいはついていても使ってないんだろうなーという感じですね。ついてるのを使わないショップは多いことは多いと思います。
やっぱどんな商品でも、ある程度困らない程度の在庫数制限を持たせて管理するべきですね。実在庫とリアルに連携しなくても、とりあえず10台とかいうことにしておけばいいだけです。もちろん、それだと売り逃しだとかいうこともあるでしょう。その場合は残り2台になったところで警告するメールを管理者に送る機能だって盛り込めるはず。
安く上げよう、放って置いても売れる、手がかからない、ということをネットショップの利点だと思っている向きがあるけれど、やっぱりそれは大間違い。ある程度手間をかけてこそ、客の満足度もあがるし、ショップのリスクも減るってことなのよね。