2002年3月26日発行の雑誌扱いの本なのだけど、去年の暮れに気づいて、注文したもの。
読んでいると、つくづくススキノのバーたちは、愛すべき場所だなぁ、と思う。
「BARやまざき」の山﨑達郎氏と作家東直己氏の対談から始まり、酒飲み達の愛しいバーのエッセイと、ススキノで誰もが知るバーの紹介とその店主のインタビューの組み合わせが続く。
ドゥ・エルミタァヂュ、カクテルコーナー・ラルセン、BARガス燈、BAR ねもと、BAR PROOF、BAR CAPRICE…etc。
特にドゥ・エルミタァヂュ店主にして、日本の女性トップバーテンダーの双璧、中田耀子さんがバーテンダーを志し、ひとり立ちするまでの苦悩と変遷が独白のように語られていて非常によかった。黙して語らずというタイプの人柄ゆえ、珍しいことだと思う。
こういうのを読むと、行きたくなる。どうしようもなく。どうしようもなく。
[ 参考URL:■ノーザンクロスWebsite■ ]