テキジ

ネットに情報が遍在している、という事実を体感的に受け入れているかいないか、という基準がある意味でのデジタルデバイドなのかなぁ、とふと思う。
仕事場で、おじさん(推定年齢50代前半)がはっと立ち上がって、周囲の人に「『テキジ』の『ジ』って、『時』でいいんだっけ?それとも宣告の『宣』みたいな字だったっけ?」といった。要は漢字を度忘れしたので、教えろということなのだが。そもそも、まず目の前にあるPCで「テキジ」と打って変換すればいいのだ。それが信用できないというのであれば、infoseekでもgooでもなんでも、ポータルにいって辞書検索でもしてみればいい。(おじさんのいってるのは『適時』で、たぶん『適宜』と混同しているから出たんだと思われる)
ちょっとしたことを、わざわざ人に聞いて教えてもらうということが減った。仕事のやり方とか、そういうことではなくて、漢字の正しい読み方とか目的地までの経路(電車にせよ、徒歩にせよ)、ニュース、時事ねた、その他もろもろ。ものの大体の値段とか、あるいはこれまで特に知らなかったような情報全般で、例えば「女性の服などの形式の名前」とか「アフリカの小国の基礎データ」とかそういったこと。
はっと疑問に思ったり、なんとなくふらふらとネットを徘徊しているときに見つけた言葉を、とりあえず検索してみる。検索した場所でまた気になる言葉に出会ったら、また検索。それの繰り返し。そういえば、かつてはリンクをたどってウェブページからウェブページを渡り歩くことを「ネットサーフィン」と呼んだっけか。
漢字の書き順はわからなくなっているかもしれないが、もしかしたら別な方向に知識は拡大しているのかもしれない。

新規開店書店の謎

おなかがすきました、COBYです。
つい最近、というか4月から、会社の近所に書店がオープンして大変ありがたい。
これで新刊本が出たら、その日の帰りに買って帰れる感じです。マイナーな本でないかぎり。
しかし、まあ新刊本がメインというべき書店なので、発掘や思いもよらない本というようなものを見つけることはなさそう。あ、でも芳崎せいむという人の「金魚屋古書店出納帳(上下巻)」という本には遭ったな。
しかし、前々日がその前くらいに一気に棚の本を入れてたような気配。書店の新規開店にあたって、棚にそろえるラインナップはどーやってきめるんでしょう?新刊本だけを入れとくわけにもいかないし(がらがらに隙間があくもんね)、かといって既発の本ってそれこそ星の数。
もしかして「新規開店セットA(5000巻)」「新規開店セットB(10000巻)」とか「新規開店パッケージ」とかでもあるんだろうか。出版社というより、トーハンみたいなところがやってるのかな。
不思議だ。
しかし、その中にオナー・ハリントン物が「新艦長着任!」しかなくてがっかりだ!(って怒られてもな)
つーか、「グレイソン攻防戦」は装丁が解けて、落丁してきてるんだ。買い換えないと。

電車のるたび思うのだけど

明日世界が終わってしまい人類が滅亡してしまうとしたら人類最後の自殺者になりたい、COBYです。
通勤電車(行きにせよ、帰りにせよ)で何かといやな思いをさせられるのが、他人のカバン。
女性にせよ男性にせよ、自分が肩にかけている、あるいは手にもっているカバンの隅々がどこにあるのか、空間的に理解できていないんだろうな、などと結論づけて仕方なしと思っているのだが、でもそれくらい理解しろよというもやもやも捨てきれない。
女性に一時期(今でもか?)はやった肩がけの細長いセミショルダー(ストラップの短いタイプのショルダー?)、キュートでタイトな感じがかわいいですけど、アレを肩から後ろに跳ね上げるようにして脇を締めて無心に本を読むOLさんとか、どーよそれって感じ。跳ね上げたバッグが後ろの人の肩口にぐりぐりあたってても、気にもしません。
男性に多いのが硬い大きめのブリーフケースやOAショルダーバッグみたいなの。巨大すぎて、中になにが入っているのかいちいちあけて確かめたいくらい。会社に泊まりにいくんかいという勢い。それも肩がけから後ろにはみ出していたり、手に下げていると周りの人のふくらはぎのあたりに角をごりごりとこすり付けてます。
ふくらはぎあたりがつらいのは、女性に多い紙袋とバッグを持ったパターン。両方を一緒に持つので、自然と紙袋が浮いたような高さに。紙袋とはいえ高級な印象を持たせたいブランドのものは硬質で角が立っていて、これがふくらはぎにあたると極めて痛い。
車内な構内に張ってあるマナーポスターの効果はまるでないのか、いまだにデイパックやナップサック様のバッグを肩にひっさげたまま呆然と立っている大学生風もやたらに多い。マナーポスターにも気づかないようなら、小学校からやり直してもらいたいものだ。
どれのパターンも、ようは「胸に抱く」とすればいいだけのことなのだ。このタイプのバッグはこうして、あのタイプのバッグはああしろ、というわけでなく、ただどれもこれも「胸に抱け」ばいいことではないんだろうか。かくいう私はたすきがけのビジネスショルダーだが、電車に乗るときは自分の前に回して、混雑しているならハンドルを握って持ち上げている。場合によっては横にして胸に抱える。そもそも使っているバッグはソフトタイプで角が出ていない。
別におしゃれすんなよ、というわけではなくて、単に状況に応じて対処すればといってるだけだし。自分だけよければそれでいい、という姿勢でいるかぎり、こんなことも起こらないんじゃない?(リンクは大阪地下鉄日本橋駅で、住職(74)が線路に突き落とされた事件のニュース。住職は点字ブロックの上に荷物を置いていて、それを注意した自称プログラマー(37)。注意されて荷物を移動したが、自称プログラマーが立ち去ろうとしたところ、住職が荷物を戻したのに腹をたて、住職をホームに突き落とした)
実際、ホームや車内で我が物顔、というか自分だけが良いのでという感じで荷物で場所を占有したりしている人は多いし、ここまで書いてきたようにバッグが周囲にぶつかりまくっている人もいる。そしてたいがいにおいて、それらを注意すると逆ギレするか無視するか、あるいはそのときは直すけどすぐに元に戻る(または戻す)ばかりだ。別に突き落としたことを正当化するつもりはないけど。
以上、自称プログラマーで37歳のCOBYでした。

むせる

Soleilさんとこの「危惧と言ったら」について。
先日、自宅であんかけ焼きそばを食べようと、その皿の横にいつものように練り芥子をたっぷりのっけて、更にそれを箸でおおむね均等に焼きそばの上になでつけました。
さあ食おう!と顔を近づけ、芥子のついた麺を口元に近づけたとき・・・
  ゲホッゲホッゲホッ
むせました・・・。いや、むせたというより、呼吸ができなくなったのです(涙)。
気管支がヨワヨワのヘロヘロでダメダメな私は、揮発した芥子の成分、すなわちマスタード・ガスで更に肺を焼かれたのです。
ええ、かなり戦場のBC兵器体験でしたよ。まじでこのまま死んじゃうかも、って思いました。あんまり一興という感じでもなく。
それ以来、芥子はご法度、わさびなんかの薬味も敬遠気味です。

ひきぎみです。

どん引き寸前ながら、今日は異様な頭痛に見舞われて早退。
いきつけの医院できいてみたら、神経がおばかになってるようなもんだから気にすんなと。
最近、いろんなところがガタピシいってるわけですが、僕もこんな風にひとこと「楽勝です」といってみたい今日この頃です。あ、そっか、こういう風にしないから、会社で認められないんだろうか。
ひいとけ。

なぞの人。

ウチの会社にですね、某中堅会社をリストラされて浮いていたところを社長に拾われて契約社員として来ているおじさんがいるんですが、僕的な定規から非常に外れたところに居る人で会話も成立しないくらいなんですが。
そのおじさんの机の上に私物と思しきピッチャーが。水入れですね。陶器のようで、一枚の付箋が貼り付けられています。日付が記入されています。当然、僕が直接それを聞くわけがありません。会話が成立しないから。後輩にそれとなく聞いてみると。
「水が入っているそうです」。自分で飲むやつ?と聞くと「飲まないみたいですよ」。はあ、じゃなんでそこに?「あれに入れている水は、腐らないんだそうです」。は?腐らないの?「ええ、どうもそうらしいです」。腐らないことを証明するためにやってるの?「たぶん・・・」誰に対して?「さあ・・・周りの人ですかね」周りの人ったって、周りの連中とはもう何年か一緒にやってんじゃん「そうですねぇ・・・てか、僕に聞かれてもわからんですよ」ときどき給湯室に持っていってるみたいだけど?「水、入れ替えてんじゃないですか?」腐らないんじゃないの?「さぁ・・・腐るんじゃないですか?」
・・・。誰か(彼以外の誰か)、私に彼の心情をわかりやすく教えてください。