月: 2007年12月

ウワサの199ドルPC，Linux版が消えてしまうのか？：ITpro
USなどではすでに発売されてて、品薄になるほどの人気のASUS EeePC。なぜか日本での発売は黙殺といっていい状態に置かれているのは、WindowsXP版から想定されているのではないかというようなお話。
 ASUSだけにある話ではなくて、おおむねPDA～UMPC～小型PCというものの市場として、日本は何か誤解されてるんじゃないかと思う。かつて、Palmとザウルスが短い期間ながらも市場を形成していて、アップルやIBMがモバイルサイズのPCを作っても日本でしか売れないという時代を持っている日本で、なぜ現代においてはこのように後手というか、躊躇した姿勢が続くのだろう。
確かに日本全体の市場としてみたとき、安価で低機能であるより、高価でも高機能なもののほうが売れている現状はあるとは思う。しかし、それはメインストリームに対してではないかと個人的には思う。日本でもセカンド、サードアームとして、あるいはホビーとして、本当の意味での携帯PCとしてのUMPCを求める市場はしっかりあると思う。それらのターゲットは最終的には「高価でも高機能」に転がるかもしれないが、やはり最初の「海のものとも山のものとも」という状態にあっては、安価で手の出しやすいところを求めると思う。
ASUSなどのUMPCのリードメーカーは、もっとアクティブなマーケティングをして欲しいと思う。

落とし物、ネットで検索可能に…改正遺失物法が施行 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
 なんかイヤーなことを思い出した。
５～７年くらい前かな。当時はPDAといえばPalm、ザウルスという時代で、僕はご存知の方も居られると思いますが、ピッチピチのPalm信者でありました。Visorで産湯をつかり、その後はCLIEとPalmを行ったり来たりしていたのですが。
ある日、というかCLIEの新作を購入して１ヶ月ほどたったある日、当時勤めていた会社の飲み会のあと、やや酔い気味で地下鉄にのり、いつものように家に帰り、翌朝、バッグの中にCLIEが無いことに気づいたんですな。
慌てて地下鉄の窓口に電話をしてみると、乗った駅の区間によって遺失物管理が違うので、あなたの場合これこれの駅の遺失物係に行ってくださいと。
会社を半休してまでして、その駅の遺失物係に行ってみると、そこに居た窓口担当者は、こういっちゃなんだけどずいぶんお歳を召した方々揃い。とりあえず「電子手帳を落としました」といって探してもらう。当時はまだPDAという言葉も一般的ではなかったし、PalmやCLIEなんていって通じるとは思えない。とりあえずそう言うしかなかった。
担当者の方々は、届出リストとご自分の記憶をもとに、「電子手帳」を探し始める。
（・・・いやまって、記憶と「電子手帳」じゃずいぶんとまた現実と開きが・・・）
と思って、リストを見せてくれといったら「それはダメ」となしのつぶて。
しこうして数分くらい、お爺様がた担当者がたはリストをめくりめくりした結果、「どうやら届いてはいないようです。たいがい１日で届き、２日目、３日目には届かないので。」といわれて終わり。
なんだこの非効率的で不確実性が最大値になってそうなシステムは、と紛失のショックを倍増させて、僕は涙に暮れながら帰ったのでした。記事の様なシステムがもっと早く出来ていれば、僕もそれで納得することができたのになーという感じ。実際に届いていたかどうかはわからないけどね。