シャルトリューズ、その美学。

先日の「モナリザ」との邂逅以来、連れがシャルトリューズに入れ込んでいるらしい。他にシャルトリューズでおいしいカクテルはないかと探している。
しかし、シャルトリューズを用いたカクテルは、「アラスカ」に代表されるように、ハード目のショートが多い。
そうは手の込んだロングドリンクはみつからないだろう。
僕だって、それなりに考えて「モナリザ」を見つけたんだから(笑)。
シャルトリューズは一部で「西洋養命酒」といわれるだけあって(?)、その効能が問題であまりカクテルの材料として考えられるタイプの酒じゃないかもしれない。
130種ものハーブを使い5回の浸漬と4回の蒸留を行い、その他の製法は極秘。閉鎖的な修道院で生まれ、17世紀に不老不死のエリクシールとしてシャルトリューズ教団が入手、このレシピにモベック神父が注釈をつけて現在のレシピになったといわれる。
したたか飲んだ後、シャルトリューズ・ヴェール(緑色)をショットで呷ると、帰り道のタクシーの中で「もう一軒、行けそうだったな」とさえ思わせる、不思議な効能がある(実話)。ま、55度のリキュールを、呷れるほど無事かどうかにもよるけど(笑)。
黄色のジョーヌは蜂蜜を加えてあり甘みが強く、度数も40度と落ち着いており、「モナリザ」もこちらが指定。

それは、いのち。

ふぉろみー♪
てわけで、公開が待ち遠しい「イノセンス」ですが、実際どうなんでしょうね。
昔からの印象として、士郎正宗がいいたいことっていうのは、絶対にストレートに画面に現れてこないし、それを押井守がこねあげちゃってるわけでしょ?うーむ。
とかなんとか憂いながらも、非常に期待しているわけですよ。
期待の証拠に、ケンタッキーフライドチキンのプロモーションDVD付イノセンス・パックまで購入。というか、うなに買ってきてもらったりして。ありがたや。
で、もうね「ハウルの動く城?って何よ、城って動かねえだろ?あぁ?」ってくらい、意識にも残らない。イノセンス煽りすぎ。これまで、つきつめていけばネット世界と現実、肉体と義体という二元論的世界観だった「攻殻の世界」が、ただ真っ正直に「生きる」とは何か、というスタンスにその足さばきを換えた、という感じだ。
そのことがどう表現されるか、その見方が正しいかはわからない。実際に全編をみてみなければ。
ともあれ、ゆこう。