カスタマーサポートというもの

先日来Yah@@!BBと、昨日からD@LLと、メールでのやり取りをしている。問題は、主に無線LANに関すること。
細かい説明は抜きにするが、私はほぼ同業者として、以前からのコンピュータ(ハード&ソフト)業界の慣習である「他社製品が絡んだら自分の責任ではない」「それによる損害について一切責任を負わないという契約」が、理不尽で他の業界のシステムと大きく違っているような気がしている。
たとえば無線LANは、クライアント側メーカーは「AP側との接続テストはすべて行えないので、AP側メーカーに問い合わせて」といい、AP側メーカーは「クライアント側との接続テストはすべて行えないので、クライアント側メーカーに問い合わせて」となる。
ユーザーの居場所ってどこなんですか?と小一時間ほど問い詰めたい。
もちろん、そういったすべての機器の組み合わせに対応している余裕なんかどの企業にもありゃしないのはわかっているが、少なくとも問題が発生したところにはメーカー同士で問い合わせて対応を確認するとか、規格の厳守度合を確認するとか、できることはいくらかはあるんじゃないだろうか。
たとえば、買った電子レンジのタイマーがどうにも5分以上回らないようだ、とユーザーが電子レンジメーカーに問い合わせたとしよう。ユーザーが東北のある県の人だとして、メーカーが「すいません。東北電力のコンセントを使ってテストしていないので、対応できません。東北電力に問い合わせて。」と答えて通るだろうか?あるいは「中に鶏モモ肉200gを入れてのテストはしてないので、なんともいえません。鶏肉のメーカーに問い合わせて。」と答えて通るだろうか?
「信頼と安心のサポート」とか「顧客満足度調査第一位」とか、広告用の甘い言葉のつもりなのだろうが、言うからにはその責任は全うすべきでは?でなければそんな言葉は下ろして、カスタマーサポートなる奇怪な部署そのものを抹消していただきたい

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