なんだかよくわかりませんが、そういうことだということですよ

んでと、結局のところ、失業保険ってなんだったんだべ?とふと思う今日この頃。
保険料は、賃金の1000分の15.5、15.5のうちの6が労働者で、残りの9.5が会社が負担するそーです。
実際には、それほど多いとはいえない保険料かもしれませんな。でも、これ、強制です。会社員になると(会社は基本的に加入しているので、労働者は)ほとんど確実に強制加入させられます。
自分が結局どれくらい保険料を納めてたんだろう、って計算してみたんですが、まあ正直言って失業手当てとして給付された金額からいって、少なかったです。つまり、保険としてはもらえる金額のほうが多かった、といえると思います。
当初、もらえる金額の方が少ない計算だったので、非常に憤っていたのですが(笑)、その点については訂正しておきます。
でも、やっぱり納得できないのは、
1.強制加入である
2.プールされている保険金の使い道
です。
4月のはじめにもニュースになったのですが、この雇用保険を財源にした雇用・能力開発機構(旧雇用促進事業団)による公共施設の売却という話です。
http://www.ehdo.go.jp/profile/jouto_f.html
4月20日にその雇用・能力開発機構が出した資料によると、今回処理された2070施設の建設にかかった費用は4406億円、売却の結果得た収入は127.3億円。その資料には、不動産鑑定価格は経年劣化などで下落する、撤去費用(利用されている土地は市町村などの自治体の土地が多く、その場合、自治体への返却時、さら地でなければならないという決め事がなされているから)などがかかるため、とされている。
・・・が。そもそも、売却・撤去しなければならなかった理由とはなにか?
官僚機構の最悪の欠点というのは、こういった諸問題の発生したとき、その責を負うのが個人ではなく、また問題の追及する先も個人でない、という点につきると思う。いや、責任を追及したいわけじゃないけど、そこに責任がないから、こういう無責任なことができるんじゃないですか?といいたいわけなんですよ。
どこかの会社の経営責任者が、まあ粉飾とかいろいろ悪いことをしているかもしれないですけど、それによって会社が損失を(直接)あびたわけでもないのに逮捕されて、あるいは懲役になろうかという話ですよ。
それが、こういった官僚機構においては、4000億円のわれわれの保険料たる金銭が、ほとんどアホとも呼べるような行為のために失われても、誰も逮捕もされないし、懲役も食らわない。そういうのがなんか、なんというか、なんともいえず、腹がたつわけですよ。
そしてね、僕はどこかの野党を応援したいからという理由で言うわけでは決してないけど、皆さんの多くが投票して成立した政府のやったことなんですよ、とも言いたいんですが。

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