ペルツォフカ狂想曲

[ もう酔えぬ?あのウオツカ ロシアで混乱、伝統銘柄届かず ]
ロシア・東欧の商品を輸入していた輸入業者「ベリョースカ・白樺」の廃業に伴って、リンクにあるようにロシア料理店などとともに、都内の多くのバーでも混乱が起こった。
ペルツォフカというウオッカがある。唐辛子を漬け込んで、辛味を移したウオッカだ。ウオッカは基本的に99度前後まで蒸留したあと、割水して出来上がる酒だから、原則的には無味無臭、あるのはエチルアルコールの風味(?)と割水のミネラルによるものだけ。
そこを逆手にとって、レモンやハーブなどの香りをつけてあるものがよくある。ペルツォフカはその中でも異彩を放つ一品として、人気のあるものだ。
唐辛子を漬け込んであるだけあって、なかなか辛い。辛いもの好きな人にはそれほどでもないだろうが、これを使ってブラッディマリーを頼み、さらにタバスコや胡椒をたっぷり入れてもらって激辛ブラッディを作ることもできる。
と、「ベリョースカ・白樺」が業務を停止したために、これらのウオッカ、つまりペルツォフカが日本に入ってこなくなったのだ。
リンクにもあるとおり、バー関係者などは東奔西走して酒屋にある在庫を買い漁った。
長年安定して輸入されていた商品で、ファンも多く、オリジナルカクテルに使用しているバーも少なくないからだ。
そんな混迷ぶりの中、僕としても、こりゃ大変だとばかりに、とある酒屋から12本のペルツォフカを買い取った。
よしよし、これで知り合いのバーテンダーに相談されたら配給できるな、と安心した矢先。
別の業者が輸入しはじめてやんの。
・・・(涙)。
今年の冬は、毎日ペルツォフカで暖かくしてすごします。


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