CATS

劇団四季のミュージカル「キャッツ」を観劇してまいりました。

前回の観劇（2008年1月19日）から早一年を過ぎ、見たいなぁもう一度、と思っていたらなんとロングランに終止符を打つことが決定したとのニュース。ほぼ半狂乱でチケット予約して掴んだのが千秋楽数日前のソワレの回転S席1列目ほぼ真ん中（ちょっと上手）席。ぬおやったー！と叫んでいたんだけど、なぜかスルリと追加公演が決まって千秋楽もずれ・・・。ちぇ。これが四季だとはわかっていつつもガッカリ。最終週の特別カーテンコールを逃したわけですよ。ちぇ。

でもともあれ最後のキャッツだ！（再演があったらいくけどさｗ）

なにしろなにしろ、一週間前までマンカストラップ役だった野中万寿夫さんが降板し、西門宇翔さんに代わったので、万寿夫さんのファンであるうなともどもガッカリ（というかうなは本気で機嫌を損なったりしていたｗ）。
がっかりーと嘆いていたら、急に前日、出演予定者からもはずされていた万寿夫さんが復活！
いろいろ噂ごとはありましたが、とにかく万寿夫さんがマンカストラップなら文句はないよ！ｗとほとんどスキップしながらシアターへ。

ミュージカルは歌とダンスと芝居の総合芸術、とはよくいうけど、「Wicked」や「ライオンキング」のようなタイプが「芝居と歌＋ダンス」とすると、「キャッツ」は「ダンスと歌＋芝居」という感じ。
個人的な趣味としては、前者より後者のタイプが好きで、その中でも「キャッツ」は出色だよなぁと思っております。

万寿夫さんのマンカストラップでさえ、汗だくだくになるほどの踊り通しっぷりだし、やはりミストフェリーズの「ア・ラ・セゴンド・トゥール」も華麗だし、タントミールにせよヴィクトリアにせよ、そのソロはため息が出るほど綺麗。
歌でいうと、全体的に高音が強い猫揃いで、グリザベラの木村智秋さんは歳をとって落ちぶれた老猫というよりも、場末のスナックの片隅にいそうな中年女のような雰囲気でした。実年齢はもっと若い感じですがｗ　なので歌も高音が目立ちグリザベラっぽくない気もしないでもないですが、「まだまだあたしだってやれるのよ」と気張るグリザベラという感じなのかなとも納得。

この日はマチネ（昼公演）とソワレのある日だったので、最後のカーテンコールでは皆さんややお疲れ気味っぽいところもあったのだけど、万寿夫さんのマンカストラップが舞台中央の一番手前、つまり自分たちの席の目前まで来たとき、うなに向かって「まだいける？」みたいな感じのことをつぶやいて笑ったので俄然ヒートアップｗ　うながｗ　うなはバストファージョーンズさんの投げたカーネーションも受けとって、この日は大興奮でした。