MP3、そうきたか。

先日から悩んでいたMP3後継者問題(?)。
コストパフォーマンスから言うとHDDタイプが良いのだが、ベースとして高価すぎるのと、機械的動作が多くクラッシュの可能性が高いこと、また如何しても大きく重くなり勝ちで、ポケットインというようなサイズにはならない。
いくらiPod miniでも、やはりフラッシュメモリタイプに比べたら大きすぎる。
それと年に数度くらいしか機会はないけど、逆にそれゆえに如何しても録音したい機会があるのでステレオ録音が2~3時間はできるものでないと、という点が争点。
どうして多くの人がその点を争点にしないのか、ちと理解に苦しむほど、真逆な製品が多い。
つまり、HDDタイプに録音機能がないものや、録音機能というどうでもよさげにモノラルのボイスレコーダ程度しかないものが多いのだ。
ユーザーニーズ、あるいはメーカーの原価論からいって、こういったものが高機能低価格へと方向が向いてないのは、ユーザーの評価がいいかげんで、メーカーの作戦も適当だということに他ならないと思っている。
単純に箱売りのPCを見てもらえばわかるとおり、いまどき「高級機」とか「家庭向けAV機」ランクのスペックにP4で256~512Mメモリ、HDD100G以上でDVDの書き込み系マルチドライブが載っていて、静音対策が施されていてビデオエンコーダやテレビチューナが載っているもんだ。価格は20万を切ろうとしている。あるいは切っている、か。そういう機種に、まさかCD-ROMオンリーのドライブは積まない。そんなもの売れるわけなくなるからだ。単にその一点だけであっても。
本来、ポータブルオーディオの向かうべき方向は、容量を拡大させ、質量を激減せしめ、かつ高音質で聞け、録音でき、ラジオも聴取、録音でき、USBストレージとしてもちろんのこと、あるいはデジタルカメラなどのメモリーカードの簡易保存機能や、下手をすればデジタルカメラの機能そのものやPIM機能、そういったあらゆる携帯可能なデジタルメディアセンターではないのだろうか。
とりあえずHDDで40Gものっけたから、後はなにもいらんだろう、ということでなく。
とりあえずFMラジオも録音機能もUSBストレージ機能ものっけたから、フラッシュ256Mでいいだろう、ということではなく。
遠慮なんかしないで10GBのフラッシュメモリでMP3/WMA/OGG再生、録音、FMラジオ、PIM、USBストレージ、質量20gで名刺入れサイズ、価格2万円って製品に向かえばいいんだ。てか、やれ、メーカー。
って、そんな話はまあ話半分ってことでもいいんだけど(笑)。
とにかく、そんなこんなで、今の気分はiRiverのiHP-120って感じ。HDDタイプで、ステレオマイク録音も可能。
図体がちと大きいのがたまに傷ではあるところ。1.5インチのHDD内臓タイプとしてはiPodがあるけど、比べても一皮大きい。
価格を別にして、同じサイズの筐体に詰め込めるだけフラッシュメモリを詰め込んだらどうなるのか、知りたいところだ(笑)。HDDタイプだから多少大きくてもいい、フラッシュメモリタイプだからとにかく名刺入れサイズにしろ、っていう固定概念から脱却してもらいたい。
そういう意味ではマイルストーンの販売するGROOVOX XENは、機能的な盛り込み方は好き。ただ、256Mで終わらせてほしくないなぁ。1Gで3万円台でどうかひとつ(笑)。
あ。あとさぁ、どうにか内臓バッテリーでUSBから充電っていうことにしてくださいよ、各社。
アルカリ乾電池2本で10時間再生とかって、3日も使ったら電池買い替えですよ。毎日使うもんじゃないですか、こういうのは。充電池内臓で手間がかからないのが一番です、ホント。
とかなんとかいってたら、バーテックスリンクからiAUDIO M3が出るわい。
20GBHDD入りでかなりスリムめなデザイン、本体に液晶はついてないがリモコンに6ラインブルーバックライトLCD。クレイドルがついてるところがポイントか。
実質45000円前後。既出のものに比べて初期は高いが、この手のは少し待つと下がるかな?
ともあれ、4月23日前後発売とか。

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