巨人、ファイル交換、卵焼き

[ ITmedia エンタープライズ:米控訴裁、ファイル交換ソフトの著作権侵害責任を否定 ]
[ asahi.com 文化芸能:7月の巨人戦平均視聴率が過去最低、中盤に異例の低さ ]
前から思ってたけど、おんなじ内容に見えるね。
音楽業界は業績低迷している理由をファイル交換のせいにして、攻撃を続けている。違法に交換されるコンテンツが、本来あるべき姿でのコンテンツ購入を阻害している、つまり手に入れているユーザーの数は変わらないが、金を出さずに得ているユーザーが増えているのだといいたいわけだ。
日本プロ野球は巨人戦の視聴率が低迷している。低迷しているのは巨人戦に限らず、パ・リーグの観客数も低迷していて、それこそ合併しなければならないほど経営は苦しい。そして、合併統合が進めば、2リーグ制を維持できなくなり、自ずとリーグ統合も起こりえるという。
どちらも本当の原因を見ないようにしながら、スケープゴートを選び出して、それを追いかければすべてことが済むように考えているようだ。たぶん、それしか見えてないのだろうし、見るつもりもあまりないのだろう。
結局のところ、その本質(野球であれば選手一人一人のプレイ、音楽であれば歌手一人一人のプレイ)がユーザー(視聴者、聴取者)を満足させるパフォーマンスであるなら金を払う妥当性が生まれ、魅了させる能力であるなら引き寄せられる魅力が生まれるのだ。
浅はかな自己正当化論で、強引に周囲を説き伏せようとしても、誰も納得などしないものだ。

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