新世紀エヴァンゲリオン(9)

04/23発売の角川書店刊「新世紀エヴァンゲリオン9巻」。
貞本義行氏のライフワークにならんことを祈るばかりのこれも、なかなか遅々として進まない(笑)。
アニメのスピードっていうのは、こんなにも速いもんですか、と思うやら思わないやら。
まあそれはそれとしても、いまだにエヴァのムーブメントはどこかでくすぶっているもので、先日(21日)も綾波のG-SHOCKが発売されるというニュースがあったりなんかして。
コミック界でもまだモンモンとくすぶってますね。○○補完ほにゃららとか鋼鉄のなんとかかんとかとか。
いわゆる定本としての本作は、(単行本では)ようやく渚カヲルが登場したところ。
アニメとしては終局の部分が非常に曖昧で複数の時間軸をもつエヴァンゲリオンだが、この漫画としての終局がどうなるか興味深いところだ。ある意味では正史となるのか、あるいはあくまで傍流でしかないのか。
まあ、この淡々とした進みぶりがワタシのような一歩身を引いてみているファンには楽ではある(笑)。

天上天下(11)

てなこって、大暮維人のメインストリーム(?)天上天下の11巻が発売。
相変わらず、話が進まない(笑)。もうこれは持ち味、と諦めた方がいいのか?(笑)
ちょっと話を複雑にしすぎている感があるわけだけど、あんまり無茶するなよ、と思わずハンカチでも差し出したい気分。
「史上No.1激烈強い人!」って感じで出てきたけど、その次に戦う相手が「もっと激烈強い人!」っていうパターンは、まあ少年漫画では当然のようなものではあるけれど、まだその一人目の激烈強い人との戦いが続いているさなかに、もっと激烈強い人が現れちゃうのはどうにもこうにも・・・。
つーかじゃあ、光臣ってどんだけなのよ?とか思っちゃうじゃん?(笑)(つまり、数巻分前で光臣をぎりぎりまで追い込んだ凪が今すげー強くなっている描写があったりすると、今すぐ光臣ぶっ潰せば話は終わりじゃん的推測が成り立ってしまうようじゃ、ストーリーとして出来上がってなさが露呈しているようなものだ、と)
・・・まあ某一騎当千よりかは数段上だからいいけど(笑)。
そんな天上天下ですが、9巻で同梱したら予約だけではけちゃった伝説のやば系フィギュアが12巻でも行われることに。今度は亜夜だっつーからもう、かなりダメ臭い。大暮維人の体臭さえ嗅げそうなくらい気合が入っていることは連想するまでもない・・・。
っていうか
ttp://www.shueisha.co.jp/s-book/aya/com/
これだった。うーむ。
つーか、アニメを一度も見てないんですが、よろしいですか?

機動戦士ガンダム THE ORIGIN6巻

NetSky.PだかQだかがテレテレやってきます。
遅くなりました、安彦良和によるガンダム1年戦争再構築の第六弾。
ランバ・ラルものの後編にあたります。
いやぁ、「いくさ馬鹿というやつか」という感じでいいです、ラル。

4月の狙い目

04/21 講談社  コメット  鶴田謙二
04/22 秋田書店 エロイカより愛をこめて30巻 青地保子
04/23 角川書店 新世紀エヴァンゲリオン9巻 貞本義行
04/27 メディアワークス/角川書店 よつばと!2巻 あずまきよひこ
04/30 小学館 20世紀少年16巻 浦沢直樹
あとはノリで。

それは、いのち。その後。

ってなわけで、見てきましたよ、イノセント。
まあ、ネタバレはやめときますし、その点について突っ込む必要はまったくないというか、押井ファンでもあり士郎正宗ファンでもある自分としては、まったく不可とする点は無かった、ということです。
でだ。とにかくとにかく、失敗したなぁ、と思ったのが映画館。
あんまりにもひどくて泣きそうでしたよ。
音響が。ただでさえ、演出上こもった音声や難解な単語の台詞が多いわけで、きっちりした音で聞きたいところです。そういう点で映画館は選んだほうが絶対にいいです。
でだ。ウワサには聞いてたけど、オタク男性の割合多すぎ(笑)。
もう開場前から笑い出しそうなくらい、オタク率が多すぎて、おかしくておかしくて。手にはコンビニ袋に入った各種食玩。WinPCとか手にしているヤツまで(大笑)。
それで最悪だったのが、2つ隣に座ったデブがこれまた臭い!(苦笑)ホコリくさいというかカビくさいというか、そういうのがアンモニア臭とまじりあったの(笑)。まあ、強烈臭というほどでもなくて、時折ぷんとにおってくる程度だったんで、なんとか我慢しどおしましたけどね(笑)。
でだ。終幕してスタッフロールが流れている間、異様でした(笑)。
なに?って感じ。ホントに。
普通の映画なら、スタッフロールなんて見ない人がざわざわと立ち上がり始め、見たい人と好対照になったり、あるいは多少ざわざわするくらい当然だと思うんですが、全員着席のままです(笑)。
僕としては、スタッフロールも主要なところが過ぎたら、どうせまたDVDとかでじっくり見ることもあるだろうし、立ち上がりたいところだったんですが、周りが一切動きません(笑)。しーんとしてます。じっと見てます(笑)。
なんだったんだろう、アレは(笑)。

それは、いのち。

ふぉろみー♪
てわけで、公開が待ち遠しい「イノセンス」ですが、実際どうなんでしょうね。
昔からの印象として、士郎正宗がいいたいことっていうのは、絶対にストレートに画面に現れてこないし、それを押井守がこねあげちゃってるわけでしょ?うーむ。
とかなんとか憂いながらも、非常に期待しているわけですよ。
期待の証拠に、ケンタッキーフライドチキンのプロモーションDVD付イノセンス・パックまで購入。というか、うなに買ってきてもらったりして。ありがたや。
で、もうね「ハウルの動く城?って何よ、城って動かねえだろ?あぁ?」ってくらい、意識にも残らない。イノセンス煽りすぎ。これまで、つきつめていけばネット世界と現実、肉体と義体という二元論的世界観だった「攻殻の世界」が、ただ真っ正直に「生きる」とは何か、というスタンスにその足さばきを換えた、という感じだ。
そのことがどう表現されるか、その見方が正しいかはわからない。実際に全編をみてみなければ。
ともあれ、ゆこう。