全てのgive and takeのgameにさよなら。

ふと、昔のことを思い出すことが多くなってきた。
思い出すといっても、そういえばこんな感じのこともあったっけな、ということであって、そのときの色々な事をはっきりと思い出すというようなものではない。情景も、そこにあったものもの、そこにいた人も、なんだかぼんやりしている。時には輪郭さえはっきりしない。
歳をとったことを悔いるつもりはこれっぽっちもない。ただ若い頃、あまりにたくさんのものを捨てたり、あるいは自分のものにせずに放置したり、あるいは気付くことも無く過ぎ去ってき過ぎたような気がする。
改めて思い返せば、ただただ後悔するばかりの人生だった気がする。何度も何度も、あの時こうすればよかったと悔やむばかりの。何ヶ月か後にはそう思い、そして何年か後にまた似たような失敗をしていた。

歳をとったんだなぁ、とただ漠然と思う。といっても、平均寿命からすれば、まだ半分にも到達していないのだけど。それでも、たぶんこれからの人生の重さに比べたら、いままでの人生のスピードというべきものの方が、圧倒的に印象深い気がする。

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